ABOUT

Fanage ファナジュ 1971年、アップルハウスが吉祥寺にオープンしました。 僅かな手持ち資金からのスタートでしたので、厚さが異なる3種類の生機の木綿しか買えませんでしたが、作りたいものはたくさんありました。作ったものはいろんな色での生地で作りたくなりました。それで、生地を染めることにしました。 当初は生地をブリキ缶で染めていました。薄い生地でシャツやブラウス、中くらいの生地でワンピースやスカート、厚い生地でパンツやジャケットを作りました。 店が軌道に乗ってくると、染め釜はステンレス製の大鍋に変りました。それでも足らなくなると、五右衛門風呂で染めるようになりました。次第に取り扱う生地の種類が増えていきました。 染色量を増やそうと、浜松市内に染色工場を移設したのは3年後の1974年です。 風呂桶を業務用洗濯機に替えました。アップルハウスの最大の特徴の天日干しのスペースも確保しました。 量が十分に確保された時、品質をもっと良くしたいと強く考えるようになりました。 「手染めなので色が落ちます」「手染めなのでムラがあります」 そんな風にお客様に説明して売っていていいのだろうか。いいわけがありません。 それから「手染め以上の手染め」ができないか、試行錯誤を始めました。 1993年、染色工場を高丘に移設した時、設備一式に新たな機能をつけました。染色釜は今まで通りの業務用洗濯機ですが、機械内に蒸気と圧力をかけられるものにしたのです。 この装置で洗濯機内は400度以上になり、染料は生地に十分に浸透し、繊維の品質が格段に上がりました。 その後も研究と開発、変更を重ねて、アップルハウスの「手染め以上の手染め」が完成しました。 一方で糊を落とし、染色し、すすぐことを繰り返し、最後に敷地内の干場で乾かすという製法は始めの頃と変わっていません。一工程ごとに人の手が入り、次の工程へとつながっています。 アップルハウスの生地の独特な風合いは製法だけでなく、工程ごとに入る人の手のぬくもりからも生まれています。 アップルハウスは手染めの天然繊維を使った、ファッションブランドとして47年間、歩んできました。直営店を中心に販売していますので、お客様と直にふれあい、常に品質向上を心がけています。 また、アップルハウスは新色を発表するたびに繊維試験場で、耐摩擦、耐汗、洗濯堅牢度の3種類の試験をしています。判定は1から5まであり、4以上の判定結果が出ないと、染料の配合や、蒸気の量、圧力を変えています。4以上の鑑定が出ないと、量産には入りません。 そんなアップルハウスの手染め生地がこの度、「Fanage ファナジュ」と名付けて、デビューしました。 ブランド名の「Fanage」はフランス語で「干し草」です。夏の牧草で作られる干し草は、風と太陽に育まれたアップルハウスの生地と同じだからです。 生地の独特の風合いは、何度も水と熱湯をくぐりぬけ、浜松で天日干しされた独自の製法と、働く人たちの思いがこめられているのです。 どうぞ、アップルハウス品質の「手染め以上の手染め」Fanage の風合いと品質をお確かめください。